オートバイを運転する皆様には驚きの数字ですが、二輪乗車中での事故死者のうち30%はヘルメットが脱落しているとのデータ(平成21年度)があります。また、事故の際の損傷部分は頭部が一位(45%)。いくら全身をプロテクターで固めても、ヘルメットが容易に脱げる状態での走行は本末転倒です。これからの季節、だんだん薄着になっていくと思いますが、少なくともヘルメットのあご紐だけは、しっかりと締めて下さい。中途半端に締めるのは、いわゆる「ノーヘル」と同じ環境です。自分だけはなく、同乗者のあご紐もチェックしてあげてから出発しましょう。ベルトループ式のあご紐を結ぶのは、ヘルメット初心者の人には難しいですので、特に要注意です。
2009年中に発生したバイク事故での死者は9年連続で減少。交通事故全体で見ても、5年連続での減少は良いことです。ただ、統計を見ると4月と5月は事故発生率が高くなりますので、ご注意ください。
一方、最近叫ばれている後部座席でのシートベルト着用、これも見逃すわけにはいきません。
自動車事故での後部座席、シートベルト着用有無の死亡者数は、シートベルト未着用が全体の68%となっています。前部座席に比べて、後部座席はエアーバッグなどの安全装置装着車もまだまだ一部といったようです。
5月5日までこれらのキャンペーンの呼びかけを行っているようです。