こんにちは、バイヤーの岡林です。
最近この「よもやま話」ネタもご無沙汰になっていました。先月上旬フランス、ル・マンで開催された「ル・マンクラシック」イベントの模様をお伝えしたいと思います。
ル・マンはパリから西部に位置しTGVで約1時間のところにあります。普段はおだやかなフランスの地方都市なのですが、レースイベントが開催されると街のボルテージは一気に上昇するのであります。
今年で第七回目を迎えるル・マンクラシックイベントは2年に一度開催されます。有名なル・マン24時間レースは毎年6月に開催されますが、この“クラシック”イベントは翌月開催されるのです。
また、このイベントに参加するためにヨーロッパを中心に多くのクラシックカー愛好者がやってきて、ル・マンの街はさながらクラシックカータウンのようでした。珍しい車両が普通に道路を走ったり駐車していますからね。
上の二台は市内にあるレストランの前に駐車してあったのですが、このレストランの外観も素晴らしい。フランス北部の地方都市でたまに見る様式です。この様式で今建物を建てると大変コストがかかるようです。写真奥に日の丸がたおやかに翻っているではありませんか!
さて、サーキットに向かいましょう。
ル・マン駅前にはトラムが走っていまして、そこからサーキット場まで直通線があります。乗車時間は20分くらい。最近できたトラムでしょうね、車両はとても新しく、大人一人250円くらいです。今年のル・マンクラシックは雨が降っていたにも関わらず11万人以上の来場者があったとか。
さて、ここからは私の目に留まった車両(ごくごく一部)や会場の雰囲気を一気に掲載していきます。
バイクもいろいろとありましたよ。
フランスの知人がわざわざVIP席を用意してくれて、テラス席でレースを観戦することもできました。クルマの製造年代別にカテゴリーが分かれており、実際ルマン24時間レースで使用した車両も多く出走していました。
後半はレポートが雑になってしまいましたが(笑)、サーキット会場を歩くだけでも、そして、イベント開催中はル・マンの街を散策するだけでも楽しいですよ。本当にたくさんの貴重な車両を見ることができます。あいにくスケジュールの都合で私は一日しか会場に足を運ぶことができませんでしたが、しっかり見るのであれば余裕をもって2日間は欲しいところです。
ル・マンで活躍した往年のレーシンマシンが退役し、こうしてまたこの会場に帰ってくる。同時代を懸命に走りぬいたクルマやバイクたちはきっと幸せでしょうね。
帰国して1か月が経とうとしていますが、ル・マンの街々にこだまするクラシックカーの排気音は、いまだ私の耳から離れません。
おしまい。