ベルリン放浪記(6輪編)
Dec 21,2015
グーテンターグ、バイヤーの岡林です。
「よもやま」シリーズの海外取材では初となるドイツを取り上げてみました。場所はベルリン。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港からおそよ2時間のフライトです。仕事柄ヨーロッパは多数訪問しておりますが、ドイツは15年ほど前にミュンヘンに2日ほど滞在したくらい。また、学生時代には第二外国語でドイツ語を取りましたが、男性名詞、女性名詞に加えて、中性名詞と3種類もあることを知り、この時点で思考回路がストップ。その後、ドイツ語習得への夢も希望もついえたのであります。
まずは、ベルリンにあるオートバイ用品店に行ってきました。
ベルリン市内にある「Louis/ルイス」という二輪用品専門チェーン店です。本社はハンブルグにあり、ドイツとオーストリアに70店舗以上もあるドイツ最大のチェーンショップです。何かおもしろいものないかな~?
中は最高に広い!商品がずーっと奥までたくさんあります。
キッズスペースもあってファミリーで来れるのはいいですね。ちゃんとキッズバイクもある(笑)
奥のほうに進むと、なんだかスゴイ機械が。。。
これ、試着したウエアやヘルメットでバイクに乗った状態を体感できるマシン!バイク用品の風洞実験ができるなんてすごい!!このあたりがドイツらしいなと感じます。イタリアやフランスでは見たことない…。この後に訪問した別のお店にもありました。全体的に商品を見ましたが、大手チェーン店はオリジナルブランド商品を多数持っており、店内商品の40%くらいを占めていました。やはり、店舗数が多いとPB(プライベート・プランド)の多展開化が可能なんでしょうね。ドイツでの日本ブランドでは「SHOEI」が有名なようです。
これらドイツの二輪用品量販店には、ご紹介できるようなおもしろい商品はありませんでした。デザインよりも価格に偏重しており、Motorimoda的スタイルは受け入れられないのかも。そういった意味では、西ヨーロッパのほうが多様性に富むと言えましょう。店内スタッフより写真撮影を止めるように促され、外に出ることにしました。
その次に向かったのが、ベルリンカーミュージアム「Classic Remise」。この天候のせいもあったでしょうが、冷たい鉄のゲートを通って中を目指しました。11月だというのに外は氷点下の寒さで皮下&内臓脂肪の多い、さらに面の皮まで厚い私をもってしてでもブルブル。
中はアツい!思わず着ていたアウターを放り投げて走り出してしまいました。この場所は博物館というより、ショップが集まった常設の合同展示会場といったところです。よって、館内の車両は基本「For Sale」。
アメリカ車、イタリア車、フランス車などそれぞれのショップが多数点在。その他、ミニカー専門店やバイクショップもありました。入場料は不要です。2階も回遊できて、中はかなり広いですよ。
モトグッチ、モトモリーニ、ラベルダ、ベネリなど黄金時代の名車がさりげなく置かれていました。国内ではなかなか入手が難しい車両ですからね。値札が付いてなかったから預かり車両なのかな?気になる…。
さて、ベルリン放浪記(6輪編)はこの辺でお開きにして、ぼちぼち違う場所に移動したいと思います。
おしまい。