Warson Motors | Scuderia Cegga Testarossa Tシャツのご予約受付中!

Mar 27,2022

1961年ニュルブルクリンク1000km耐久レースにScuderia CEGGAがエントリーした、CEGGA フェラーリ 250TRをトリブートしたTシャツが4月末に入荷予定。予約受付を開始しました。
1960年代後半を最後にレース活動が途絶えてしまったScuderia CEGGAですが、実はワーソン・モータースとの所縁がとても深かったりします。今回は「Scuderia CEGGA」の歴史と「CEGGA フェラーリ 250TR」について掘り下げていきます。

The journey to race again

ワーソン・モータースの発起人の父にあたる、ジョルジュ・ガシュナンと弟のクロード・ガシュナンの2人によって、1959年スイス・エーグルの町に誕生したレーシングチーム、Scuderia CEGGA。CEGGAは、Claude Et Georges Gachnang Aigleの頭文字から来ており、ジョルジュがドライバー、クロードがエンジニアとメカニック業を兼任。MGでのレースをきっかけに、マセラティやフェラーリなど、様々なレーシングカーでヒルクライムレースや耐久レースに出場。1959年から1960年代後半にかけてレース活動が行われたとされています。

独自のアイディアと改良が加えられたフェラーリ250TR

前のオーナーが大破させてしまったフェラーリ 250TRを引き取ったガシュナン兄弟は、マシンを元通りに戻すことなく、唯一残されたとされるエンジン、ミッション、シャーシをもとに、250TRの良い部分を継承し、独自のアイディアを盛り込んだマシン開発に着手。ネガティブキャンバーになるフロントサスペンションの変更や、リアにKoni製ショックアブソーバーや、ディスクブレーキ、イギリス製のデフなどを搭載。ボディはモデナのスカリエッティに依頼すると、フェラーリの面影も残しつつ、通常の250TRとは異なる直線的なボディデザインを完成させました。

こうして、独自のモディファイが施された250 TRは、「CEGGA フェラーリ 250TR」と命名され、スイス国内のヒルクライム中心にヨーロッパの耐久レースにも出場。テクニカルなヒルクライムレースでは、5度の勝利を飾る活躍を見せました。
Scuderia CEGGAのレース活動が終了する頃には、フェラーリコレクターとして知られるピエール・バルディノン氏の手に渡り、一度はオリジナルの状態に戻されてしまったものの、現在のオーナーの意向により再び、CEGGA フェラーリ 250TRを蘇らせるプロジェクトがスタート。当時、エンツォがCEGGAの存在をどのように感じていたのか定かではありませんが、当時としては異例だったカスタマイズも現在ではScuderia CEGGAの歴史と共にお墨付きとなり、2019年のグッドウッドでお披露目されることになりました。

今回、ワーソン・モータースからリリースされたTシャツは、CEGGA フェラーリ 250TRが出場した、1961年のニュルブルクリンク1000km耐久レースがテーマ。胸元にScuderia CEGGAのブランドロゴ、背中には当時のゼッケン12と、TRの証であるTESTAROSSA(テスタロッサ)の文字がプリントされています。この年の結果はリタイアだったものの、翌62年には同レースで17位完走を果たしました。特にニュルのテクニカルセクションでは、本家マラネロよりも速いコーナリングスピードを見せつけたという逸話も残されています。

ガシュナン兄弟によるレース活動は60年代後半を最後にピリオドを打つことになりますが、彼らが注ぐモータースポーツへの情熱は、孫のナターシャ・ガシュナンとセバスチャン・ブエミによって引き継がれ、F1やフォーミュラe、WECでの活躍は記憶に新しいところです。

Scuderia Cegga Testarossa Tシャツ

価格:7,700円(税込)
カラー:ホワイト
サイズ:S, M, L, XL
素材:コットン100%

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