こんにちは、バイヤーの岡林です。
最近、商品のことばかり掲載して失礼しました。久しぶりに「よもやま話」を書こうと思います。
つい先日、姉妹店Bolero名古屋に行ってきました。今回は少し時間を見つけ、とある目的地に行ってまいりました。
Bolero名古屋の最寄駅、地下鉄東山線に乗って終点の「藤が丘」駅下車。そこで、リニモというモノレールに乗り換えて移動します。名古屋にモノレールがあるなんて全く知りませんでした。新しくて乗り心地も良かったです。
ここで「芸大通」という駅で降ります。改札を出てスグ左を歩くと目的地があります。
それはトヨタ博物館。恥ずかしながら、無知な私はトヨタ自動車運営の博物館があることを知りませんでした…。駅から6〜7分歩くとエントランスに到着。所在地は豊田市……ではなく、長久手市になります。入場料1,000円とイヤホンガイダンスの器具を200円でレンタルして入場しました。コインロッカーは無料で利用できます。
最初に迎えてくれたのは、トヨタAB(1936年式)。迫力あるフロントマスクは、当時の欧州スタイルを踏襲したのでしょうね。しかもオープンカーです。
展示車両はトヨタ車ばかりかと思いましたが、その半数以上が海外の自動車でして、国産自動車についてもトヨタ以外の車両がたくさん展示(約120台)してありました。さすが、世界最大の自動車メーカー、余裕を感じます。
では、私が気になった車両をいくつかご案内させて下さい。
モーガン社『エアロ(1932年式)』。いわゆるスリーホイーラー(前2輪、後ろ1輪)ですね。フロントはイギリスのバイクメーカー「Matchless/マチレス」のV型エンジンを搭載しております。最近またリバイバルして国内でも販売を開始したようですね。
お次はこれランチア アウストラティーポ233C(1936年式)。なんと美しいクルマなんでしょうか。メタリックブルーは見てる私も吸い込まれそうになりました。水冷V型8気筒3L。デザインはあのピニン・ファリーナ。ランチアと言えば、ラリーカーを想像する方も多いでしょうが、私はエレガントで優雅なデザインフォルムのクルマを連想します。
アルファロメオ6Cグランスポルト(1930年式)。既に8Cが日本で販売され、今度は4Cも登場予定ですね。アルファロメオと言えば1750㏄の排気量が有名ですが、このマシンもそうです。以前から受け継がれているようですね。
フランス車ももちろんあります!
シトロエン11B(1937年式)。前輪駆動(FF)方式を採用した世界初の量産車がこの11Bです。
ボディー構造、サスペションについても画期的な技術が投入され、まさにアヴァンギャルドなモデルとなりました。このフロントグリルとエンブレム、トレビア〜ンです。この11Bの後に、名作「DSシリーズ」が開始され、シトロエンの黄金時代が始まります。
もうひとつ気になったフランス車がこのクルマ。
ドラージュ タイプD8-120(1939年式)。全長5.2mもあります。メーカー名は知りませんでしたが、その迫力に圧倒されました。
そして、トヨタが誇る名車と言えば…。
初代クラウン(1955年式)です。昨年末に新型クラウンが発売されましたが、それがなんと14代目。もう60年近く前に初代が登場したんですね。今なお、いぶし銀のオーラを放っていました。
エンスーな読者はコチラでしょうか。
トヨタスポーツ800(1965年式)。ヨタハチの愛称で知られるこのクルマは、昔読んでたマンガ「よろしくメカドック」で知りました。
そして、極めつけはこれ「トヨタ2000GT(1968年式)」。当時の最新技術を注いで完成したクルマは、YAMAHAとの協力で開発されました。発売先駆けて行われた走行テストでは、3つの世界記録と13の国際記録を樹立。隣にはレクサスLFAが展示されていましたが、私は2000GTのほうに魅了されました。
館内は広くとても綺麗、展示車両(すべてが実動車!)もたくさんあり、見どころあまたです。外国のクルマと日本のクルマが時代とともにどう変遷していくのかを知ることができます。ライブラリーも併設され、国内外のクルマ雑誌やマンガまで自由に閲覧することができます。レストランやお土産コーナーも楽しめます。いろんなイベントも開催されていますよ。
入場される方は、受付で200円を払ってイヤホンガイダンスの器具を借りることをおススメします。展示車両についての情報量が数倍に増えますので。
それと、途中でBolero名古屋へのお立ち寄りを忘れずに願います!
おしまい。
トヨタ博物館
〒480-1118
愛知県長久手市横道41-100