ドライバーも高橋国光、星野一義などベテラン勢から、後のF1ドライバー鈴木亜久里、片山右京、そして外国勢では、J・アレジ、M・シューマッハも参戦しました。豪華な顔ぶれです。
この車両は、全日本F3000選手権で、1990年、91年に片山右京がキャビンレーシングのパイロットとして使用したのがこの車両です。91年にはシリーズ中最多優勝を飾り、翌92年から日本人3人目となるF1ドライバーとなりました。
余談ですが、片山さんは以前NTT DOCOMOの広告撮影を当店で行った時お会いしました。展示してあったMOMOのハンドルに快くサインをして頂きました。
「TOYOTA DENSO 88C」。打倒ポルシェに向けて、トヨタのワークス活動を行っていたTOM'Sは1985年からル・マン24時間耐久レースに本格的に参戦。この車両は、1989年に実際使用されたものです。850キロのボディーに2,140cc/680馬力のエンジンを搭載するレーシングマシン。
そして、ここから二輪をいくつかご紹介しましょう。
「HONDA RCB」これは貴重な車両です。8つのヨーロッパ耐久ロードレースで7つの栄冠を獲得して凱旋したバイク、HONDA RCB。こういうバイク再販してもらえないんですかね。単純に見た目がかっこいいです。
実は、Motorimodaでもこの車両をオマージュしたスペシャルバイクをCB750ベースに製作したことがあります。
今見ても新鮮ですが、海外での評価も高く、カスタムマシンのサイトで世界的に有名な『BIKE EXIF」に紹介されたこともあります。
その時の記事がコチラ。少し前にフランスで「Motorimoda」と検索するとこのサイトが最初にヒットしてました。
「TRITON(トライトン) 1958年式」。トライアンフT110(650cc)のエンジンをノートンフレームに搭載した車両。個人的にいつかは手に入れたい憧れのバイクです。カフェレーサーらしいフォルムと雰囲気をかもし出しています。
「ROYAL ENFIELD CONTINENTAL GT 1964年式」。元祖イギリス生産のロイヤルエンフィールドです。248ccの空冷OHV単気筒。日本でも535㏄で復刻版が発売されましたね。しっかり再現されています。
トライアンフはもちろんですが、このロイヤルエンフィールドやノートンなど、往年の英国車が続々とリバイバルされています。カフェレーサースタイル復活の夜明けとなるのでしょうか。
そして、和風カフェレーサーというか、抹茶レーサーと言えるのが、「メグロ」。展示車両はジュニア S2という1954年式のモデルです。目黒製作所という社名からメグロを付けられ、1938年にモーターサイクル用エンジンを完成。当時のハーレー、インディアン、陸王などと人気を分け合っていました。後の1961年に、現在のカワサキに吸収されることになります。写真奥にはレクサスLFAも見えます。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ展示車両はありますので、機会があればぜひ四国自動車博物館を訪ねて下さい。
せっかく高知に来られるのであれば、新鮮な魚介類、温暖な気候、海岸沿いの美しいワインディングロードをぜひご堪能下さい。また、高知県ではローマの休日ならぬ、「リョーマの休日」として観光活動を積極的に行っています。VESPAに坂本龍馬(この方は高知県知事)が乗っているPRっていいじゃないですか。
高知から出た多くの偉人や愉快なキャラクターもお待ちしております。
おしまいぜよ。