今からちょうど50年前にあたる1970年にフェラーリから鮮烈なF1デビューを果たしたスイス人ドライバー、クレイ・レガツォーニは、ジャッキー・イクスやニキ・ラウダとともに、1970年代のフェラーリ312時代のF1を過ごしたドライバーとして活躍。特にフェラーリの地元モンツァではめっぽう強く、彼のF1初勝利も1970年のモンツァ(イタリアGP)でした。また、イタリア系スイス人だったこともあり、フェラーリの熱狂的な"ティフォシ"からも非常に愛されたレジェンドドライバーです。
クレイは1980年に下半身不随となってしまう事故に遭ってしまい、残りの人生を車いすで生活することを余儀なくされ、2006年に事故で亡くなってしまいます。そんな父の背中姿をずっと見続けてきた実娘のアレッシアさんを中心としたメンバーで、半身不随になってしまった人が運転する自動車の普及活動や、半身不随に対する子供たちへの啓蒙活動を行う場として、故郷スイス・ルガーノに「クレイ・レガツォーニ・メモリアル・ルーム」をオープン。
今回、ワーソン・モータースのウエアでも人気のレガツォーニ・シリーズを展開しているモトーリモーダでは、少しでもアレッシアさんたちのお力になれればと思い、スイスの「クレイ・レガツォーニ・メモリアル・ルーム」でしか手に入らないアイテムを販売することになりました。レガツォーニ家が積極的に行う社会活動が少しでも認知されるように、これらのアイテムを身にまとうことで、天国のクレイにも、我々のメッセージが少しでも届いてくれればと思います。