ポルシェ初となる純レーシングカーとして65台ほどが生産されたポルシェ906は、FIAグループ4規定に合わせて作られたマシン。FRPボディと鋼管スペースフレームに2リッターエンジンを搭載し、車重650kgという軽さを武器に、同じクラスのライバルを凌ぐ速さを見せつけました。スポーツカー選手権では、2リッター以下のスポーツクラスおよび、フェラーリ206Sの対抗馬としてグループ6規定のプロトタイプクラスにもエントリーし、タイトルを獲得。同じポルシェ906でも、ディテールが異なっていることが多く、エンジンの形式から、ノーズやテールの形状、年を追うごとに細かな仕様がアップデートされた状態でデリバリーされるなど、様々なバリエーションが存在します。
60台以上存在するポルシェ906のなかでも、今回アウトモビリストでは、1967年と1970年のセブリング12時間レースに出場したポルシェ906にフォーカスを当てたポスターを各1,000部限定にて制作。両車ともアメリカ国内を中心に活躍したヒストリーを持った車両で、現在もアメリカで元気に生息しているようです。あえてメジャーな車両にフォーカスを当てずに、マイナーなところを突いてくるあたりは、アウトモビリストらしいと言えるでしょう。
ポルシェ 906 セブリング12時間レース 1967 リミテッド エディション ポスター
1967年セブリング12時間耐久レースの2リッタースポーツクラスに出場した、ヒューガス / キャノン組のポルシェ906-158の限定ポスター。
予選18番手からスタートし、決勝ではエンジントラブルによりリタイアという結果になりましたが、歴代のポルシェ906の中でも、イエローとブラックのカラーリングを纏った印象的な一台でした。その後、この個体は1968年と1969年のセブリング12時間レースに出場。1968年はリタイアに終わったものの、1969年は総合11位、クラス3位表彰台を獲得しました。このポルシェ906-158は、ファクトリーで4台のみ制作されたポルシェ906Eのうちの1台であり、ロングノーズとショートテールの仕様に、インジェクション仕様のフラット6エンジン(901/21)が搭載され、チタン素材や冷却系などに改良が加えられた数少ない個体として知られています。
価格:8,800円(税込)
サイズ:50×70cm
世界限定1000枚 リミテッド ナンバー つき
サイズ:70×50cm / 27.5×19.7inch
印刷:オフセット印刷
ポルシェ 906 セブリング12時間レース 1970 リミテッド エディション ポスター
1970年セブリング12時間レースの3リッタースポーツクラスに出場した、ローゼン / ベーア組のポルシェ906-148の限定ポスター。
予選36位からスタートし、決勝ではリタイアという結果になりました。このポルシェ906-148は、アメリカ国内で行われた主要なレースに参戦したヒストリーを持っており、このレースでは希少なフラット8仕様のエンジンが搭載されていたとされています。
価格:8,800円(税込)
サイズ:50×70cm
世界限定1000枚 リミテッド ナンバー つき
サイズ:70×50cm / 27.5×19.7inch
印刷:オフセット印刷