ポルトガルを拠点に活動するグラフィックデザイナー、リカルド・サントス氏によるRicardo Car Artwork(リカルド・カー・アートワーク)ポスターの取り扱いを開始しました。
彼の名前を知らないという方でも、コアなモータースポーツファンであれば、彼の作品を一度は雑誌等でお目にかかっているかもしれません。
リカルド・サントス氏の活躍は多岐に渡り、1992年創刊にされたアメリカのモータースポーツ専門紙「RACER」の表紙デザインをメインに、ヨーロッパ向けの記事に掲載するレーシングカーや市販車のイラストをはじめ、2014年F1モナコGP限定のレッドブル・レーシングとトロ・ロッソ(現アルファタウリ)のイラストや、2015年のル・マン24時間レースに参戦したニスモチームのパドックの壁面デザインなどを手掛けた経験があります。
今回入荷した作品(ポスター)は、70年代から90年代にWRC、ル・マン24時間レース、F1の舞台で活躍した往年のマシンが描かれており、いずれも世界限定200枚のみとなります。また、WRCで最も熱かったグループBマシンをまとめたポスターセットも入荷しています。いずれも少量入荷となり、オンラインショップでは先行販売を行ってます。店頭でお求めをご希望される方は各店へお問い合わせください。
ポスター各種の詳細について
下記にてご紹介するポスターは、「Group B 30th Anniversary Edition Art Box ポスター セット」を除き、
価格:8,800円(税込)
サイズ:70×50cm / 27.5×19.7inch
印刷:オフセット印刷
紙の種類:FEDRIGONI X-PER 140g/m2
世界限定:200枚
となっており、各ポスターには、リカルド・サントス氏のサインと、シリアルナンバーが直筆でふられています。
Jody Scheckter Tyrrell P34 ポスター
1976年に登場した、ティレル P34(6輪タイレル)が描かれたポスター。
スウェーデンGPで勝利を飾った、ジョディ・シェクターがドライブする姿がグラフィカルに描かれています。
Mclaren M23 vs. Ferrari 312T2 - Hunt and Lauda duel ポスター
ジェームス・ハントとニキ・ラウダがチャンピオン争いを繰り広げた1976年のF1シーズンを象徴としたポスター。
2台がサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げているリアビューがグラフィカルなタッチで描かれています。
Jim Clark Lotus 49 Ford Cosworth DFV ポスター
ジム・クラーク駆る、ロータス49が描かれたポスター。
コーリン・チャップマンによって見出されたジム・クラークは、1965年にF1ワールドチャンピオンとインディ500で勝利を収めた数少ないドライバーとして知られ、マシントラブルさえ起きなければ、勝利を収めてしまうほど、天性の速さを兼ね備えたドライバーでした。ロータスで2度目のチャンピオンを有力視されていた1968年シーズンのF2レースにおいてマシントラブルによる事故死を遂げてしまいましたが、伝説のドライバーとして今も語り継がれているドライバーの一人です。
Nelson Piquet Brabham BT52/BT52B ポスター
ネルソン・ピケが1983年のF1ワールドチャンピオンを獲得した、ブラバム BT52 / BT52Bが描かれたポスター。
1983年のF1シーズンを戦うことになったブラバム BT52は、序盤はBMWエンジンのトラブルに泣かされるも、イギリスGPから投入された改良型のBT52Bから反撃開始となり、シーズン終盤にかけてポイントリーダーのプロストを追い詰め、ネルソン・ピケが逆転チャンピオンを決めました。
ポスターでは、BT52Bから白紺のカラーリングが反転したことを象徴したグラフィカルなデザインポスターとなっています。
Keke Rosberg Mclaren MP4/2C 1986 Portuguese GP ポスター
1986年ポルトガルGPで、ケケ・ロズベルグがドライブした、マクラーレンMP4/2Cのポスター。
このレースでは、ケケ・ロズベルグのマシンのみ、通常のマールボロレッド×ホワイトではなく、イエロー×ホワイトのスペシャルカラーで登場。これは、当時の新商品であった、マールボロライトの発売に合わせてカラーリング変更した1戦限りの特別仕様でした。
Gerhard Berger Benetton B186 BMW Brazilian GP 1986 ポスター
1986年のF1開幕戦ブラジルGPに出走した、ゲルハルト・ベルガーがドライブするベネトン・B186が描かれたポスター。
タイヤのサイドウォールにもカラーリングを施すという斬新なアイディアを投入したベネトンチーム。1000馬力以上を発生するBMWの直4ターボエンジン(M12)を搭載していたB186は、直線の多いサーキットではめっぽう強く、シーズンの大半がリタイア続きだったのにもかかわらず、チームメイトのテオドリコ・ファビがポールポジションを2度獲得。さらにメキシコGPではゲルハルト・ベルガーが初優勝を飾る活躍を魅せました。
Mark Donohue Porsche 917/30 ポスター
北米のCan-Amレースでシリーズタイトルを獲得した、SUNOCOオイルカラーのポルシェ917/30のポスター。
レギュレーション改訂により、ヨーロッパから北米へレースの拠点を移していたポルシェは、917に搭載していたV12エンジンにツインターボを装着したグループ7マシン、917/10Kを開発。ペンスキーレーシングとのジョイントで参戦をしていたポルシェは強豪マクラーレンを相手に善戦。1972年から2年連続でチャンピオンを獲得することになりました。短い期間でありながら、このCan-Amシリーズにおける活躍がポルシェの北米市場拡大に繋がり、ここで培われたターボの技術が、後々の911ターボなどの市販車に活かされることになりました。
Porsche 935 “Moby Dick” ポスター
ポルシェ935の最終型となる、935/78 モビーディックのポスター。
エアロダイナミクスを追求したワイドボディとロングテールは、1978年のル・マン24時間耐久レースで時速366km/hを記録。その最高速を記録したモビーディックを象徴とさせるロングテールがグラフィカルに描かれています。
Rolf Stommelen Porsche 935 1976 ポスター
1976年のニュルブルクリンク1000kmに出場したポルシェ935が描かれたポスター。
ロルフ・シュトメレンとマンフレッド・シュルティのコンビで出場。レースではリタイアとなってしまいましたが、予選ではトップタイムを記録する速さを見せつけました。
Joest Racing Porsche 956 1985 Le Mans Winner ポスター
1985年のル・マン24時間レースを制した、 ニューマン・ヨースト・レーシングのポルシェ956のポスター。
1984年はワークス不在のなか勝利を飾るも、翌85年は新型を投入したポルシェ962との新旧対決となりました。パワーに勝るワークス勢(962)に対して、軽さを武器に熟成度の高かったヨースト・レーシングが956Bで勝利を収めるというドラマチックなレースでした。また85年のウィナードライバーである、ルイス・クラージェスは偽名で参戦したことで、本名よりも偽名の方が有名になってしまうという珍事もありました。
50 years of Team Penske ポスター
アメリカのプライベーターレーシングチーム、ペンスキー・レーシングを代表する4台が描かれたポスター。
アメリカを中心としたインディやストックカー、スポーツカーレースなどに参戦を続けているペンスキー・レーシングは、1970年代にSUNOCOカラーのフェラーリやポルシェといったレーシングカーでその名を轟かせ、F1やインディ、CARTなど、様々なカテゴリーで活躍。ポスターには、ポルシェ917/30をはじめ、F1に参戦したPC4、1988年にリック・メアーズのドライブによりインディ500を制したPC-17、2017年にジョセフ・ニューガーデンによってインディーカーシリーズのチャンピオンに輝いたインディーカーが描かれています。
Toyota Celica Short Graphic Story ポスター
WRCに参戦した歴代のトヨタセリカ8台を集めたポスター。
ヨーロッパにおけるトヨタのモータースポーツ活動は、オベ・アンダーソンと共に築き上げられたといっても過言ではありませんが、その歴史を物語る上で欠かせない代表的なマシンがセリカでした。セリカはモデルチェンジを繰り返しながら、20年近くWRCを舞台に活躍しチャンピオンを獲得。その中でも、8レースにトピックしたマシンがポスターに描かれています。そして、セリカと共に歩んだモータースポーツ活動で得られた経験やノウハウといったものは、トヨタのル・マン挑戦や、F1プロジェクトに繋がっていきました。
Lancia Stratos HF 1976 ポスター
リアカウルが取り外され、ディーノのV6エンジンがむき出しになったランチアストラトスが描かれたポスター。
1976年のポルトガルラリーに勝利したストラトスが描かれており、この年に圧倒的な強さを見せつけたサンドロ・ムナーリの活躍によって、見事マニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。
WRC Lancia Delta Integrale 16V Sanremo Rally 1989 ポスター
1989年サンレモラリーで勝利を飾った ランチア デルタ インテグラーレ 16V。
地元開催で勢いに乗りたかったランチアが1990年に投入予定だったモデルを前倒しする形で投入した16Vは、このレースのみとなる、赤いカラーリングのマルティニカラーで出場。勢いに乗っていたオリオールは転倒リタイアとなってしまいましたが、代わってトップに躍り出たミキ・ビアシオンが僅差で勝利。見事、16Vのデビューウィンを飾りました。
Renault 5 Turbo Monte-Carlo Rally Winner 1981 ポスター
1981年のモンテカルロラリーに勝利したルノー 5 ターボが描かれたポスター。
WRCでの勝利数が少なかったラニョッティが自身初となるWRCでの勝利となった記念すべきレースであり、このレースはまたWRCのレースで過給器を搭載したマシンが初めて勝利を飾ったレースになりました。
Colin McRae Ford Focus RS WRC 02 Cyprus Rally 2002 ポスター
2002年のキプロス・ラリーに出場した、コリン・マクレーのフォード フォーカス RSのポスター。
3日目のステージ15でトップを走行していたコリン・マクレーがステージ16で横転。パワステも効かず、助手席側のドアが閉まらないくらいにボディが凹んだ状態で、6位に入賞を果たしました。
Group B 30th Anniversary Edition Art Box ポスター セット
WRCのグループBで活躍したモンスターマシン5台が10枚セットになったポスター。
グループBの火付け役となった、アウディクワトロS1をはじめ、プジョー205、ランチア デルタS4、フォードRS200、MG METRO 6R4のセットになります。
価格:44,000円(税込)
サイズ:48.3 x 32.9 cm / 19.0 x 12.9 in
印刷:オフセット印刷
紙の種類:FEDRIGONI Old Mill Bianco 350g/m2
世界限定:200枚
リカルド・サントス直筆サイン・シリアルナンバー入り
仕様:専用ケース入り